頭皮のクレンジングが大切というCMなどよく観ませんか?
毛穴が詰まると薄毛になる!と聞きますよね。
でも、同じ事を言っているようで、実はかなり違います。
そこで、今回はその違いについてです。
頭皮をクレンジングするわけではないんです!
おかしなことばかり書いているように見えるかもしれませんね。
よく、広告などで
「頭皮クレンジング」
と見かけると思いますが、実際は
「毛穴クレンジング」
なのです。
勿論、頭皮も皮脂汚れやフケ、外部からの汚れは付きます。
しかし、以前シャンプーの仕方でも述べましたが、ベタベタに整髪料がついてなかったり、職場が粉塵などが多い場合は別ですが、通常の皮脂やフケ、日常程度の汚れはシャンプー前の予洗いで、6~7割はとれます。
よって、あくまでシャンプーはマッサージシャンプーで良いと思います。
視診させて頂かないと、絶対とはいえませんが、脂性、脂漏性皮膚炎、フケ症の方の理由は洗いすぎによる乾燥で、正常なターンオーバー(頭皮の新陳代謝)が出来ない事が原因の場合が多々あります。
皮脂は決して悪者ではなく、細菌などの感染から守ってくれる大切な役割をもっています。
毛穴のクレンジングがCMなどで言われるようになってから、頭皮トラブルを抱える方が増えているそうです。
毛穴を意識するあまり、頭皮の乾燥を招いてしまったのですね。
あくまでも、毛穴の皮脂や老廃物を除去するのであって、頭皮はあくまで潤いを保ち、健やかさを保つよう意識しましょう。
毛穴は正しくクレンジングしましょう
頭皮の汚れは、薄毛の原因の1つに考えられます。
自分では見ることができないですが、健やかなな頭皮は青白い色をしています。
しかし、頭皮が黄色や赤、茶色っぽく見える場合は、注意が必要です。
皮脂やフケが溜まっていたり、整髪剤や外気の汚れなどが残っていたり、ストレスや睡眠不足、栄養の偏りによる血行不良、免疫力低下の可能性があるからです。
また、頭皮の皮脂量はTゾーンの約3倍ととても多いのですが、血行がよい頭皮は新陳代謝が活発なので、毛穴に溜まった皮脂は押し出されます。
ところが、健やかな頭環境が保たれなくなり、頭皮の新陳代謝のサイクルが崩れると、皮脂が毛穴に残ってしまいます。
すると、本来あるべき発毛サイクルも乱れてしまいます。
さらに、毛穴に詰まった皮脂が過酸化脂質に代わると、シャンプーだけでは取り除くのが難しくなり、本来あるべき発毛が損なわれ、細毛・薄毛の原因になってしまいます。
普段のシャンプーでも、基本的には皮脂も適切に処置できるのですが、どうしても洗い残しができてしまいます。
そのため、定期的なヘッドスパを活用することが有効になります。

おうちで頭皮の毛穴の汚れを落とすには
何度も触れましたが、健やかな頭皮を育むために、まずは自分にあったシャンプーを使用するようにしましょう。
毛穴の汚れを落とすポイントは「クレンジング」と「頭皮マッサージ」です。
クレンジングには、オイル等もありますが、頭皮の乾燥を招くこともあるので、正しくシャンプーをすることを心掛けて頂ければよいかと思います。
また、擦ってはいけませんが、マッサージを行いながら、毛穴から皮脂汚れを揉みだすことも良いかと思います。
マッサージをして血行促進と新陳代謝を促すと、頭皮は自ら健やかな状態を保とうとしてくれます。
頭皮マッサージを行う場合に、頭皮マッサージ用のブラシを使用するのも良いかもしれません。
あまり固いブラシを使用すると頭皮を痛めてしまうこともあるので、気を付けてください。
まとめ
いかがでしょうか。
クレンジングを正しく理解し、健やかな頭皮環境、そして、ハリコシのある元気な髪を育んでいきましょう。
10年後のあなたの魅力が、より一層引き立ちますよ。
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