日頃エイジングを気にして、お肌の手入れや食生活に意識をしてみえる方は多いと思います。
しかし、
- 白髪が増えた
- 髪のハリやコシ、艶がなくなった
- ボリュームがでなくなった
- 髪にうねりがでてきた
と感じながらも、みんななるからとほったらかしになっていませんか!?
髪は顔の周りを覆い、お顔よりも面積が広い所。
エイジングケアをしていないと老けて見られがちになってしまいます。
そこで今回は髪と頭皮のエイジングとその対処についてまとめていきます。
髪のエイジング(髪の老化)はなぜおこるのか
髪に起こる『これって老化!?』と悩んでしまう諸症状の原因は、『髪』というより『頭皮』の老化が原因です。
頭皮に潤いを与えてくれる保湿成分は、加齢とともに分泌量が減ってしまいます。
特に、女性はピークが20代と早いため、男性よりも頭皮の乾燥が早く訪れます。
洗顔後何もつけずにいると、顔がパリパリしてきたりカサついてくるように、頭皮や髪にとっても水分量はとても大切です。
その水分量が減り、諸症状が現れてくるのが髪のエイジングになります。
頭皮や髪の老化によっておこる諸症状
白髪が増える
若い時には黒々としていた髪が、年齢を重ねるにつれて色素細胞の能力が衰え、髪の色素がなくなったものが白髪です。
毛細血管や神経がある毛乳頭のまわりには、「毛母細胞」と呼ばれるところがあります。
毛母細胞の中には、髪の色を決めるメラニン色素を生成する「メラノサイト」があり、そこでメラニン色素を生成し、コルテックス(髪のしなやかさや強さを生み出すもと)に行き渡り、髪に色をつけています。
加齢により、メラノサイトが徐々に減少、それに比例してメラニン色素も減少します。
その結果、髪の色素が薄くなり、白髪になってしまいます。
髪のハリやコシ、艶がなくなり、ボリュームが減る
髪にハリやコシがなくなり、髪の立ち上がりが悪くなってきます。
そして、髪が細くなります。
個人差はありますが一般に女性は30代半ばを境に髪は少しずつ細くなっていくと言われています。
これは年齢とともに、髪の毛を作る毛母細胞に十分な栄養が運ばれなくなるのと、女性ホルモンのバランスが崩れるためです。
また、加齢とともに毛母細胞自体の働きも少なくなってくるので、若いときに比べ元気な髪を育むことが出来なくなり、髪全体が少しずつ元気がなくなり数も少なくなってしまうのです。
白髪染めやヘアカラーなどを繰り返すことで、髪が傷み、切れ毛や抜け毛の原因になっていることもあります。
もう一つの理由が頭皮の厚みが薄くなるのと、頭皮もだんだんたるんでいき、髪が斜めにはえてくるためです。
頭皮と顔の肌は一枚で繋がった同じ皮膚です。
加齢と共に肌のハリや弾力が低下してたるんでくるように、頭皮も薄くなります。
頭皮がタルミ薄くなることで髪が斜めに生え立ち上がりが悪くなるのです。
髪にうねりがでてくる
髪の毛がうねる原因の一つに毛穴の歪みが考えられます。
歪みのない毛穴からはまっすぐな髪の毛が生えてきますが、歪んだ毛穴からはクセのある髪の毛が生えてきます。
人間の皮膚は歳を重ねるにつれて、ハリや潤いがなくなり、シワができたり、固くなったりとどんどん衰えていってしまいます。
髪の毛で見えにくく忘れられがちですが、頭皮もけっして例外ではありません。
加齢によって頭皮が衰え毛穴が歪んでしまい、うねりが強くなってきます。
フケやかゆみがでてくる
初めにもかきましたが、頭皮が適切な水分量が保てなくなってくると、常に乾燥状態になってしまいます。
また、白髪のキューティクルは通常よりも固くなり、頭皮をこすることによって目には見えない小さな傷をつくっているような状態になります。
かさぶたが痒くなるように頭皮も痒くなってしまいます。
頭皮や髪のケアのすすめ
エイジングによるトラブルはとめるということは難しいものです。
しかし、若いうちから、または気になりだしてからでも進行を遅らすことができます。
お顔のケアと同じように、さらにはお顔のケアのためにも頭皮ケアを実践しましょう。
そのためにはまず、
- シャンプーをあなたの症状に合わせたものを使用する。
- 正しいシャンプーをすることによって余計な負担をかけない。
- 紫外線対策はしっかりと。
- お顔と同じように頭皮の保湿にも気をかける。
- 洗髪後は適切に乾かす。
などをしっかりと実践してみてください。
また、お困りの際はいつでもご相談ください。
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