どなたでもいつまでも健やかな心身を維持したいと思いますよね。
TVなどでも様々な健康番組があり、皆さんの健康意識が高くなっていると思います。
その中でも病気や老化予防でよく注目されるものの中に体の『酸化』があります。
りんごを切ってそのまま放置しておくと、茶色く変色してしまうのと同じように、空気を必要としている私たちも、老化や病気の原因にもなる「酸化」の影響を受けています。
髪も同じように酸化により様々な影響をうけます。
酸化の原因と対策を知ることで健やかなで潤いのある髪を目指しましょう。
髪が酸化するとどうなる?
人間の体にはもともと、脳内の松果体において生合成されるホルモンであるメラトニン、血しょう中の約半分の抗酸化物質をつくる尿酸、栄養素のビタミンCとして働くアスコルビン酸、といった抗酸化物質が存在します。
抗酸化物質は私たちの体には、すでに備わっているものです。
しかし、抗酸化物質の働きである抗酸化作用は、20代をピークに加齢とともに低下していってしまいます。
そのため、普段の食事によって、抗酸化作用をもつ栄養素を摂取することが健康のために大切になります。
酸化の原因は、体内で生成される活性酸素と身体の細胞との化合で、過酸化脂質を発生させます。
活性酸素は、人間が酸素によって呼吸しているため、生きている間は常に身体から発生し続けます。
髪が酸化してくると、老化現象が促進されていきます。
髪の老化現象が促進されると、
- 髪が細くなる
- ハリコシがなくなる
- 抜け毛が増える
- うねりがでてくる
- 白髪が増える
といった症状が出やすくなります。
このように髪の酸化は、髪や頭皮にとってマイナス要素が大きいため、適切な酸化予防することをおすすめします。
髪の酸化を防ぐには
酸化予防を意識していても、どうしてもゼロにすることは難しいものです。
そこで、
- 既にできている活性酸素を取り除く
- 出来るだけ活性酸素ができるのを予防する
ことが、大切になります。
既にできている活性酸素を取り除く
活性酸素を取り除くためには、抗酸化作用のある食事をとるのがとても効果的です。
抗酸化作用のある栄養素は、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類、亜鉛や、美容効果で話題のカロテノイドなどが挙げられます。
『ビタミンC』
緑黄色野菜やふフルーツで摂取できます。
水溶性のビタミンのため、生食が良いかと思います。
『ビタミンE』
アーモンド、ヘーゼルナッツ、小麦麦芽油、ひまわり油、綿実油、アボカド、うなぎなどから摂取できます。
『ポリフェノール』
コーヒー、紅茶、緑茶、リンゴジュース、赤ワインなど
『ミネラル』
魚介類、海藻類、納豆など
『カロテノイド』
赤・オレンジ・黄色のフルーツや緑黄色野菜
パプリカ、トマト、ホウレンソウ、ミカンなど
赤いパプリカには特に抗酸化力が強くおすすめです。
『亜鉛』
牡蠣、あわび、するめ、豚レバー、牛肉、卵、チーズ、高野豆腐、納豆、えんどう豆、アーモンド、落花生など
アミノ酸と共に働くことで『髪や肌の健康維持』の効果が期待できます。
出来るだけ活性酸素ができるのを予防する
様々な悪影響を及ぼす活性酸素から身を守るため、抗酸化作用が備わっていて抗酸化酵素などによる活性酸素の抑制に働いています。
ところが抗酸化酵素を作り出すのは20代をピークに低下し、抗酸化作用は加齢と共に弱まってしまいます。
反対に活性酸素の働きが活発になり、様々な悪影響、つまり、酸化が及んできます。
活性酸素が増える原因を見直しましょう。
『喫煙』
たばこの中にある有害物質が活性酸素をつくる働きを助長します。
『飲酒』
肝臓がアルコールを分解する時に活性酸素がうまれます。
『紫外線』
紫外線を浴び日焼けすると、活性酸素がうまれます。
『ストレス』
ストレスを感じると抗ストレスホルモンが分泌され、これが分解される土生に活性酸素がうまれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
髪の酸化による影響は、その後の人生で、長い間悩む原因になります。
日常の生活においては、わかってはいるけどつい!ということが多いと思います。
活性酸素は頭皮や髪にだけの影響ではなく、むしろ体にとって重大な影響を引き起こす原因になるものです。
エイジングは仕方がないものと思わずに、健やかな生活と輝かしい未来のために、正しい知識と強い意志をもって立ち向かっていきましょう。
身体のトラブルは心にも影響を与えてしまいます。
一人で悩まず、一緒に立ち向かっていきましょう。
コメント