今更という感じもありますが、『睡眠』は健康を維持するため、また、頭皮や髪、美容全般に関してとても重要です。
心も体も睡眠を取る事で健康を維持することができます。
頭皮や髪に関する様々なトラブルには睡眠が深く関わっています。
体を休める以外に『睡眠』にはどんな働きがあるでしょう
ホルモンバランスの調整
寝ている間に体の様々な組織の修復作業を行う為に『成長ホルモン』が分泌されます。
成長ホルモンはアンチエイジングにとても重要な役割をはたしています。
全身の傷んだ細胞を修復し新陳代謝をうながし、免疫力を高めたり、コレステロール値の低下させます。
また睡眠不足になると脂肪細胞から分泌される食欲を抑えるレプチンというホルモンが減少し、胃から分泌される食欲を増すグレリンが増え、生活習慣病を招く可能性が高くなります。
免疫力を上げる
睡眠には生きていくために必要な免疫力を高める働きがあります。
免疫細胞の一つ、リンパ球は十分な睡眠によって副交感神経が働くと、より多く血液中に放出され、ウイルスなどと戦ってくれます。
逆に、睡眠不足が続いたり、ストレスが溜まると交感神経が働き、白血球のうちの顆粒球が増え、病気になりやすくなります。
毛母細胞を活発に働かせてくれる
成長ホルモンが、傷んだ細胞を修復し新陳代謝をうながしてくれることにより、頭皮や髪に栄養素を与えてくれる「毛母細胞」に働きかけます。
毛母細胞とは、毛乳頭の周りに存在する細胞で、髪を育んでくれる細胞です。
毛母細胞が細胞分裂を繰り返し、押し上がってきたものが髪になります。
質の良い睡眠を心掛けましょう
体内時計を意識しましょう
睡眠はいつでも、短くても良いから取ればよいというものではありません。
質の良い睡眠を確保するためには、体内時計がとても深く関わっています。
体内時計は24時間11分で回っているといわれ、日々不規則な睡眠をとっていると、11分づつずれが生じ、体内バランスが壊れてしまいます。
この状態を正すためには、太陽がとても重要で、きちんと夜寝る習慣をつけ、朝に日差しを浴びると体内時計がリセットされ、夜になると眠気を促すメラトニンの分泌が始まるよう遺伝子に書き込まれています。
お仕事によっては規則正しくというのはなかなか難しいですが、できるだけホルモンバランスを維持できる日をつくりましょう。
睡眠時間を確保しましょう
また、睡眠時間もとても大切で、一般的に7~7.5時間の睡眠が良いとされています。
お忙しくて睡眠時間の取れない方、夜は楽しくてつい遅くなってしまう方もできるだけ時間を確保できるようにしましょう。
睡眠時間が足りないと、風邪をひきやすくなる割合が4倍高くなるというデーターもあるそうです。
風邪の割合が高くなるということは、他の病気の割合も高くなりがちです。
食事も意識しましょう
ゆったりと眠るために、食事時間も意識しましょう。
出来るだけ眠りに入る3時間前には食を終え、胃腸を休めてから眠りにつきましょう。
最近、眠る直前までお菓子を食べ続けてしまう、それも食事量に関係なく日常的に食べてしまう方が多いようですが、睡眠障害だけでなく、様々な病気を引き起こしてしまいます。
つらい時もありますが、食べる量や時間を意識するようにしましょう。
ゆったりとバスタブにつかりましょう
入浴は出来るだけシャワーですませるのではなく、ぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。
ゆったりと体を休めリラックスするのも勿論ですが、入浴後に高くなった体温を落ち着かすために血管が開くことで、副交感神経が優位になります。
そして血流のよくなった体から熱が逃げていき、体温が下がることで眠気を誘い、快適な睡眠へと導かれていきます。
また、適度な疲労感を得るために、体を動かすことで心地よい眠りを得ることができます。
室内の温度を快適に
暑すぎても寒すぎても寝苦しくなったり、途中で目覚めたりと良質の睡眠が確保しずらくなります。
室内温度だけでなく、着るものや湿度を管理し、快適に眠りましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
眠るのはとても幸せと思っていてもなかなか良質な睡眠を確保するのが難しいものです。
心や体の健やかさを保つのは勿論ですが、頭皮や髪にも、そして
『10年後のあなた』
の為にも、睡眠を意識して、健やかで輝きのある美を目指していきましょう。
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